【SHOGUN-将軍-】登場人物のモデル・時代背景・６〜７話あらすじ＆感想

2025年11月28日2025年11月29日

ドラマ【SHOGUN-将軍-】でモデルとなった人物や時代背景＆6・7話の各エピソードのポイントをまとめました！

時代背景と登場人物のモデル

＜時代背景＞
この物語の舞台は太閤亡き後の1600年ごろの日本。
SHOGUNでは歴史上の人物をモデルにしたオリジナルキャラクターたちが、物語を繰り広げます。
この頃、世継ぎである太閤の息子がまだ幼年のため五大老たちが政を司っています。
この時代はまだキリスト教は厳格に禁止されておらず、大名などの権力者もキリスト教を信仰している人が多くいました。
「SHOGUN」に出てくる権力者「五大老」のうち２名もキリシタン。

キリスト教の宗派には複数あり、
プロテスタント：イギリス
カトリック：ポルトガルとスペイン
この頃のヨーロッパでは、この２派の対立が激化していました。
当時日本にいた外国人はポルトガル人ばかりだったため、英国人、ジョン・ブラックソーン（のちの安針）がポルトガルを友好国とする日本の政治にも影響を与えるというストーリーになっています。

また、落葉の方は淀殿（茶々）がモデルとなっており、太閤（秀吉）の子、つまりお世継ぎを産んだ唯一の側室として女性ながらに五大老にも影響を及ぼすほどの強い権力を持っていました。
落葉の方は虎長（家康）を我が子の立場を脅かす存在として見ており、五大老の石堂（石田三成）と手を組み虎長を弾劾する術を常に狙っています。

＜人物紹介＞
⭐️（カッコ）内はモデルとなった人物
・吉井虎永（徳川家康）：関東の領主であり、五大老の1人。
・ジョン・ブラックソーン/按針（ウィリアム・アダムス/三浦按針）
・戸田鞠子（細川ガラシャ）：戸田広勝の妻。キリシタンでポルトガル語を話す。
・樫木藪重（本多正信）：虎長の家臣。
・石堂和成（石田三成）：五大老の１人。大阪城を取り仕切っている。
・落葉の方（淀殿）：太閤の側室。八重千代の母。
・戸田広勝/文太郎（細川忠興）：虎長の家臣。戸田鞠子の夫
・マルティン・アルヴィト司祭/パードレ（ジョアン・ロドリゲス）：ポルトガル人のカトリック教会司祭
・お菊：評判の遊女
・お吟：お菊などが所属する茶屋の女将
・佐伯信辰：虎長の異父弟
・大蓉院（高台院）：太閤の正妻
・根原丞善：石堂の家臣
<引用:wikipedia>

各話あらすじ（６&7話）

【第6話】うたかたの女たち(Ladies of the Willow World)

安針の望み
先日の地震の際に安針に再び命を救われた虎長は、礼として安針に神奈川近くに600石の領地を与え、水軍と大砲軍の大将に取り立てる。しかし前回に引き続きちっとも嬉しそうではない安針（そりゃそうだ、、）
「そんな褒美をもらっても、望まれるような役目は果たせない。日本を出ていきたい気持ちは変わらない」と伝える安針。
続けて、「もし日本に残るのであれば船を返してほしい。そして一緒にポルトガルと戦ってほしい。」と訴える。
虎長は友好国であるポルトガルと戦う理由がないとしてその願いを聞き入れず、その代わり安針の慰労として、茶屋で評判の遊女・お菊をあてがい、さらに鞠子に通訳として同行するように命じる。
領地や地位に加え、伊豆一の美しい遊女まであてがわれた安針だが、彼の胸中は晴れない。しかし、彼の複雑な思いとは裏腹に、周りの者たちは、破格の待遇を受ける安針を羨望の眼差しで見つめるようになる。

虎長の立場
評決の際、虎長弾劾に反対した大老・杉山が石堂に襲われ命を落とす。
このままでは大老は石堂派で埋め尽くされ、待っていれば虎長は弾劾の一途を辿ることになる。
虎長は父親違いの弟・佐伯信辰の手を借りて大阪城を攻め込む「紅天」を仕掛ける決断をする。

【第7話】線香一本の時(A Stick of Time)

紅天
紅天を決意した虎長たちだが、父親違いの弟・佐伯信辰の援軍を得られなければ勝機はない。
虎長は佐伯を説得するために宴会を開いたり、人気の遊女、お菊を7日間買い上げたりして慎重に交渉を進める。
しかし、佐伯はなんと虎長の後釜の大老になっており、すでに石堂と手を組んでいたことが判明する。降伏を決心するまで網代で監視状態となる虎長一行。
安針は船を修理すれば事態を変えられるかもしれないと考えるが、何もできないと鞠子に一蹴される。この絶望的な状況に耐えられず、鞠子は自害したいと虎長に願い出るが聞き入れられなかった。

虎長は「紅天は誤りであった」とし、降伏を決意する。早速翌朝には大阪へ向けて立つようにと佐伯から言いつけられる。

その日の夜、遊女のお菊と時間を過ごしていた佐伯のもとへ、長門たちが佐伯を討つために押し入る。しかし、激しい戦闘の最中、長門は降っていた雨に足元を取られて転び、頭を石に打ち付けて命を落としてしまう。