韓国で2024年に放送され大ヒットとなったドラマ「ソンジェ背負って走れ」について、
この記事ではタイムリープの仕組み・時系列まとめ・ソンジェの死因の真相・ラストの意味をどこよりもわかりやすく徹底考察します。
どんなドラマ?
あらすじ
主人公のイム・ソル(キム・ヘユン)は、高校生の時に事故で下半身不随となり車椅子生活を送っている。
生きる希望となっていた推しのアイドル、リュ・ソンジェ(ビョン・ウソク)の死をきっかけに過去へタイムリープできるようになり、過去主人公のイム・ソル(キム・ヘユン)は、高校時代の事故によって下半身不随となり、車椅子で生活している。
そんな彼女にとって、生きる希望となっていたのが“推し”のアイドル、リュ・ソンジェ(ビョン・ウソク)だった。
しかし、そのソンジェの突然の死をきっかけに、ソルは過去へタイムリープできるようになる。
彼が死なない未来をつくるため、ソルは何度も過去へ戻り、運命を変えようと奮闘していく。
メインキャラクター

- イム・ソル:事故で半身不随となり、推しのアイドルであるソンジェの死をきっかけにタイムリープする女の子
- リュ・ソンジェ:人気バンド「ECLIPSE」のボーカルで、ソルの推しのアイドル
- キム・テソン:ソンジェとソルの高校時代の同級生。三角関係の一角を担う
- キム・ヨンス:ソルをつけ狙う連続殺人犯
タイムリープのルールをわかりやすく解説
⚠️以下、ネタバレを含みます
タイムリープにも色々なルールがあることが徐々に判明していきます。
ルールとそれぞれのタイムリープ後の変化を時系列でまとめました。
タイムリープのルール
・ソンジェが高校時代に使っていた腕時計がタイムマシンになっている
・時計が光ったタイミングでボタンを押すとタイムリープできる
・時計に表示されている数字がタイムリープできる残りの回数を示している
・タイムリープで過去のどの時点に戻るかは選ぶことができない
・タイムリープ中、いつ未来に戻されるのかは予測出来ず、いきなり戻される
・タイムリープで過去にいる時、未来の出来事を周りの人に教えることはできない
・未来から来たソルがタイムリープ中に行った出来事について、過去のソルは一切覚えていない
タイムリープ後の変化・時系列まとめ(全世界線比較)

元の世界線と1回目のタイムリープ後の未来は、ソンジェとソルの関係が「アイドルとファン」から、「知人」に変わっていること以外ほとんど変化がありません。
それ以降も、ソルが必死に変えようとして変えられたこと、変えられなかったこと、また起きるタイミングや場所が少し変わっただけで結果としては大きな変化がなかったこと、などが入り乱れて起こりますが、タイムリープを繰り返すうちに元の世界線との変化は徐々に大きくなっていきます。
考察

ソンジェの死因は?元の世界線との違いを考察
ソンジェの死因は、どの世界線でも共通して「芸能界に入ったことにより誹謗中傷され精神を病んだから」ではなく、「ヨンスに襲われたから」だと思います。
元の世界線と1回目のタイムリープ後の世界線では、どちらも「ソンジェの死因はうつ病やパニック障害による自死」と報じられていました。
しかし、どちらの世界線でもソンジェが亡くなる前にホテルの部屋のインターフォンが鳴っています。
これは2回目のタイムリープ後、ソンジェの宿泊するホテルのカードキーを盗んだヨンスが部屋に侵入しソンジェを襲う時と同じ描写です。
また、2回目のタイムリープ後は、ソンジェはヨンスに襲われるものの、手術をしてまだ生きています。
にも関わらずこの時ソルは、過去のことを色々と思い出した後「私のせいで死んだの?」と発言しています。これは過去のソンジェが自死を選んだのではなくヨンスに襲われたと気づいたからと考えられます。
更に、2回目のタイムリープまではソンジェの芸能界入りを必死に阻止しようとしていたソルですが、
3回目のタイムリープ以降はむしろオーディションに参加させようとします。
これも、以前の世界線でのソンジェの死因が「芸能界に入ったことにより誹謗中傷され精神を病んだから」ではないと考えたからではないでしょうか。
推測ですが、元の世界線と1回目のタイムリープ後の世界線ではヨンスがソンジェを襲った際に動物用麻酔薬を用いたため、ソンジェの身体に外傷はなく自殺と見なされた。
しかし、2回目のタイムリープではヨンスは一度逮捕されている&3回目のタイムリープでは、ヨンスが動物用麻酔薬を取引している場所を事前に警察に突き止められていたため、麻酔薬が使えず刃物で物理的にソンジェを襲ったのではと考えられます。
ソンジェはタイムリープしている?時計の残り回数の謎
3回目のタイムリープでソンジェが刺されて亡くなった時、ソンジェの持っている時計の画面が光り、タイムマシンに変わります。その時計を使って4回目のタイムリープをするソル。
しかし、この時ソンジェの時計には残りのタイムリープ回数は「3回」と表示されていました。
最終話では、時計の残りの回数は「0」になっています。
ドラマ内ではソルが5回目以降のタイムリープをした描写はありませんが、残りの2回分はどうなったのでしょうか?
考えられる可能性は色々ありますが、
①ドラマ内で描写されていないだけで、ソルは5回目、6回目とタイムリープを繰り返しており、最終的に「2023年までソンジェと知り合わない世界線」を作り上げた
②実はソンジェもタイムリープを繰り返しており、そのおかげで「ソルが怪我をしない世界線」が作り上げられた
皆さんはどう思われますか?
ヨンスの動機は?ストーカー行動の真相
状況的に見てヨンスは「ソルに恋焦がれてストーカーになった」=だから恋人であるソンジェを襲った、というわけではなさそうです。
はっきりとした理由はドラマの中では明かされませんでしたが、ヨンスはソル以外の女の子を誘拐しようとしたことからも、そのことがわかります。
未来が変わった理由は?
結論、「タイムリープを何度も繰り返して徐々に世界線が変わっていった結果」だと思います。
なので「これが理由」とはハッキリと特定できないものの、ラストシーンでキム刑事が「ヨンスは死ぬ運命だった。これで生きる運命に変わった人もいるはずだ」というコメントは全てを表していますね。
ヨンス・ソンジェ・ソルの間で絡み合っていた因縁がヨンスの死によってやっと解けたのだと思います。
また、3回目のタイムリープでソンジェとテソンが「ソルがタイムリープしている」こと、またその目的(ソンジェを救うこと)に気づいたのも影響が大きかった部分ではないかと思います。
日本のタイムスリップドラマ「JIN」でも、「未来から来た人間が過去の歴史を大きく変えることは許されないのではないか?」という疑問に対して、「もしそうだとしても、過去の人間が”未来を変えたい”と思って行動した結果なら、それは修正されるべき歴史ではなく、ただの歴史になるのではないか」という話が出ていました。
過去の人間であるソンジェとテソンが、未来からきたソルの目的に気付いて協力しようと自ら行動を起こしたことで次回以降のタイムリープの未来が大きく変わった可能性もありそうです。
4回目のタイムリープ後のソンジェの職業は?
これは考察ではありませんが、ドラマを見ていて気になった点でした。
4回目のタイムリープ以降、ソンジェがステージで歌っているシーンがなく、自分のことを「ロマンス俳優」と称しているため、グループに加入する世界線ではなくなったのかな?と思いましたが、
ソルとの熱愛記事が出た時、記事には「ECLIPSEのボーカル 兼 俳優」と書かれていたため(字幕になかったので、Google翻訳しました)、今回もECLIPSEのメンバーとして活動しているようです。
最後の「もしかして?」の意味を徹底考察
最終話では桜の木の下でソンジェがプロポーズした直後、場面はソンジェとソルのウェディングシーンへ。
てっきり実際の未来の話かと思いましたが、その後またすぐに桜の木の下にいる2人のシーンに戻り、2人は顔を見合わせて「もしかして?」と話します。
この会話の意味は2人に共通のビジョンが見え、「もしかして、今の結婚式って私たちの近い未来の出来事かな?」という意味の「もしかして?」ではないかと思いました。
3回目のタイムリープ以降、ソルには「予知」のようなビジョンが見えることが度々あったので、ラストシーンでも同じことが起こっていると考えられます。
ソンジェも「全ての次元での出来事を思い出した」ことによって同じように未来のビジョンが見えるようになっていたのではないでしょうか。
感想

「ソンジェ背負って走れ」は久しぶりに出会えた大満足のドラマでした!
全て見終わった後もまだ余韻が冷めやらないです。
ほとんど何の前情報もなく見始めたので、1話の途中では「”おもしれー女”枠で芸能人に溺愛される一般人を描く系のドラマか?」と勘違いして離脱しかけたのですが、そのあとの衝撃の展開に一気に引き込まれました。「タイムリープ」というSF設定の中にミステリー要素あり、ギャグあり、胸キュンありで退屈する暇なく16話一気に見てしまいました。
タイムスリップやタイムリープものでは「パラレルワールド(今生きている世界とは別に存在する、無数の“もしも”の世界)」の概念がよく出てきますが、登場人物がこのパラレルワールドを行き来することで運命を変えたり、新たな真実に気づいたりするのは「あるある」です。
ただ、「タイムスリップしてる本人以外の周りの人たちも、頭では覚えていなくても、”心で”全ての次元の出来事を覚えている」というありそうでなかった展開に、「なるほど!!!」となりました。
今思えば、ところどころで認知症のおばあちゃんが、ソルが怪我をしない世界線なのに「足が治ったの?」と聞いてきたり、ソンジェと知り合っていない世界線なのに「(ソンジェに)会いたかったでしょ?」と言ってきたり、ヒントはありましたね。
大好きなソルに何度も振られるソンジェもたくさん傷ついただろうし、大好きなソンジェを突き放さなければならないソルも本当に辛かったと思います。
「好きな人に元気で長く生きていてほしい」というソルの気持ちも、「好きな人と一緒に過ごす人生を送りたい」というソンジェの気持ちもどちらも痛いほどわかるのに、この2人の思いがなかなか両立しない。
でも、ソルが何度タイムリープしてどんな選択をしようとも、2人は必ず出会ってしまう。
どの世界線でどんな出会い方をしても、ソンジェは必ずソルを好きになってしまう。
それこそが変わることのない2人の運命なのかなあと感じました。
最終話ではまるっと1話分使って2人の幸せなシーンが描かれていて本当に良かったです!
バカップルシーンも、2人がやっているとなんとも微笑ましい。
思わず「末長くお幸せに・・!」と心から願ってしまう2人でした。
ソンジェ&ソルカップルが素敵すぎるのはもちろんのこと、テソンのことも最初は「学生の時、こういうチャラい男の子って1人はいるよね〜」くらいに思っていましたが、回を追うごとに大好きなキャラクターになりましたし、何よりこのドラマはこの人なしでは語れないほど、物語の重要なキーパーソンでした。
このドラマでは、複数の謎の答えが明確に描写されておらず、視聴者の想像に委ねられている部分もありますが、だからこそ「パラレルワールド」のように色々な楽しみ方ができる作品です。
そして何より、大事な人を大事にすること、誰かを愛することの素晴らしさ、と同時に切なさ、そして人生の中で大切にすべきこと、いろんなことを思い出させてくれました。
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