【ブリティッシュ ベイクオフ】なぜ愛され続けるのか?最新情報・番組の魅力を考察

プロフェッショナルではない、家庭のベイキング愛好家たちが「スター・ベイカー」の称号を目指して競う
「ブリティッシュ ベイクオフ」
この番組は現在シーズン16まで続く長寿シリーズとなっています。

この記事では、「ブリティッシュ ベイクオフ」の最新シーズンは?歴代優勝者15人の「今」は?なぜこんな長寿シリーズとなるほど愛され続けているのか?など最新情報と番組の魅力を徹底紹介します◎
ネタバレを含みます!ご注意ください!

目次

シーズン15までの歴代優勝者の現在は?

優勝者の多くは、料理本の出版やベーカリー経営、テレビ出演などで成功を収めました。一方で、ベーキング以外の分野で独自の道を切り開いた人もいます。優勝者たちがその後どのような活動を行い、現在何をしているのか、またSNSアカウントまでをまとめました!

シーズン1優勝者/エド・キンバー(Edd Kimber)

  • 現在:料理研究家・著者
  • 活動:料理本6冊出版、2022年に出版した『Small Batch Bakes』はサンデー・タイムズのベストセラーになりテレビにも多数出演
  • Instagram: @theboywhobakes

シーズン2優勝者/ジョアン・ウィートリー(Joanne Wheatley)

  • 現在:ポルトガル・リスボン在住
  • 活動:料理本2冊出版、元料理教室運営
  • Instagram: @jowheatleylifestyle

シーズン3優勝者/ジョン・ワイト(John Whaite)

  • 現在:ブラウニー専門店Ruff Puff Brownies経営
  • 活動:テレビ出演や5冊の料理本出版
  • Instagram: @john_whaite

シーズン4優勝者/フランシス・クイン(Frances Quinn)

  • 現在:ケーキデザイナー
  • 活動:「Quinntessential Baking」を出版
  • Instagram: @frances_quinn

シーズン5優勝者/ナンシー・バートウィッスル(Nancy Birtwhistle)

  • 現在:著者・エコライフ提唱者
  • 活動:書籍を6冊出版、TV番組出演
  • Instagram: @nancy.birtwhistle

シーズン6優勝者/ナディア・フセイン(Nadiya Hussain)

  • 現在:国民的シェフ・テレビ司会者
  • 活動:TV番組多数、料理本10冊以上出版
  • Instagram: @nadiyajhussain

シーズン7優勝者/キャンディス・ブラウン(Candice Brown)

  • 現在:パブ Green Man、デリ Margo’sを経営
  • 活動:料理本2冊出版
  • Instagram: @candicebrown

シーズン8優勝者/ソフィー・ファルド(Sophie Faldo)

  • 現在:ベーカリーSophie Faldo Couture Cakes経営
  • 活動:2023年のクリスマス特番でも優勝
  • Instagram: @sophiefaldo

シーズン9優勝者/ラフル・マンダル(Rahul Mandal)

  • 現在:研究者
  • 活動:料理本出版、新聞コラム執筆
  • Instagram :@bakewithrahul

シーズン10優勝者/デヴィッド・アサートン(David Atherton)

  • 現在:健康アドバイザー・ポッドキャスト『The Sticky Bun Boys』司会
  • 活動:子ども向け料理本、健康志向レシピ本出版
  • Instagram: @nomadbakerdavid

シーズン11優勝者/ピーター・ソーキンズ(Peter Sawkins)

  • 現在:パティシエ・舞台出演
  • 活動:料理本2冊出版、ライブショー
  • Instagram: @peter_bakes

シーズン12優勝者/ジュゼッペ・デルアンノ(Giuseppe Dell’Anno)

  • 現在:教室・ケータリング運営
  • 活動:料理本2冊出版。イタリア菓子の普及
  • Instagram: @giuseppecooks

シーズン13優勝者/シャビラ・ユソフ(Syabira Yusoff)

  • 現在:科学×ベーキングをテーマに活動
  • 活動:教育・イベント出演
  • Instagram: @syabira_bakes

シーズン14優勝者/マティ・エッジル(Matty Edgell)

  • 現在:ベイクウェアブランド経営・結婚&出産
  • 活動:ベイクウェアブランド、教室運営
  • SNS:Instagram @mattyedgell

シーズン15優勝者/ジョージー・グラッソ(Georgie Grasso)

  • 現在:インフルエンサー
  • 活動:メンタルヘルス啓発
  • Instagram: @georginaaelizabeth

「ブリティッシュ ベイクオフ」シーズン17はいつ放送?

シーズン17は2026年の秋に放送予定!
新シーズンに向けた参加者募集が始まっています。

  • 応募締切:2025年12月15日
  • 対象:プロではないアマチュアのホームベイカー
  • 放送予定:2026年(例年通りであれば秋)

応募者には、料理やお菓子作りの技術だけでなく、人柄や個性も重視されます。過去の出場者の多くは、番組出演をきっかけに料理本の出版やメディア出演など、新たな道を切り開いてきました。

さらにシーズン17の前に、2025年のクリスマスにスペシャル回が放送予定です。

日本の料理番組との違い

番組を視聴していて、「日本の料理番組とずいぶん空気が違うな」と感じました。
ここからはその違いがどこから来ているのかを、いくつかの視点から整理してみたいと思います!

「料理」に対するスタンスの違い

そもそも「料理とは何か」というスタンスにも大きな違いがあるように感じられます。
ブリティッシュ・ベイクオフの世界観では料理は

・誰かのために作るもの
・人生や記憶と結びつくもの
・自分らしさを表現するもの

であり、多様性(年齢・民族・価値観)を自然に肯定「うまくいかなくても、やっていい」という前提が見えます。
一方、日本の料理番組では「料理」とは

・技術・段取り・「正解」があるもの
・完成度が重視される
・「ちゃんとできること」が前提

と正確性が重視される傾向にあります。
この背景については個人的には、

  • イギリス:料理は「家庭と個人の歴史」
  • 日本: 料理は「技術と型の継承」

と捉える文化の違いが反映されているように思います。
日本では「正しいやり方」を身につけることが尊重され、イギリスでは「自分なりに続けること」が尊重される。
もちろんどちらが良い、悪いなどはなく「文化の違い」です。
その違いが、料理番組の空気感にもそのまま表れているのではないでしょうか。

出演者の属性の違い

【ブリティッシュベイクオフ】視聴者は「自分と同じ立場」として出演者を見
ブリティッシュ・ベイクオフでは出演者はあくまでも
プロではない、アマチュアの「一般の家庭ベイカー」で全員本業は別にあります。
アマチュアの料理上手さんたちが工夫を凝らし素晴らしい作品を作り上げていくところが番組の魅力のひとつです。

【日本の料理番組】視聴者は「すごい人」として出演者を見る
一方、日本の料理番組は基本的には出演者は料理研究家かセミプロ、
それ以外だと「有名タレントが料理に挑戦する」といった構成のものが多く、
家庭料理からはやや距離がありかけ離れています。

サバイバル番組の中では異質な「あたたかい空気」

ブリティッシュ・ベイクオフを初めて観た人の多くが、同じ疑問を抱くのではないかと思います。
「これはサバイバル番組なのに、なぜ誰もピリピリしていないのか?」と。
課題の難易度は非常に高く、制限時間が迫れば緊迫した雰囲気になる。
審査はお世辞は言わず正直で、毎回脱落者も出る。優勝者は一人だけ。
条件だけ見れば、立派なサバイバル型のリアリティショーです。
それなのに、画面から伝わってくるのは緊張感よりも、やさしさ思いやりです。

その理由や背景の詳細を自分なりに考察しました。

敵ではなく、「隣で焼いている人」

ベイクオフでは、参加者同士が明確に「敵」として描かれません。
生地が足りなくなれば分け合い、オーブンが故障すれば声を掛け合う。
誰かが泣けば、自然と誰かがそばに寄る。

これは演出というより、
番組が「競争の相手」を人ではなく課題そのものに設定しているからではないかと思います。
「自分の思い出の写真をお菓子で表現する」など、「どちらがより上手くできるか」よりもオリジナリティや想像性を重視した課題が多く出されます。

戦っているのは他人ではなく、
制限時間、その日の温度、自分の技術、そして自分の不安。

勝つことより、「どう焼いたか」が問われる

ベイクオフで重視されるのは、
「誰が一番か」よりも「なぜそう作ったのか」です。

課題をうまく表現できなかった作品に対しても、

  • なぜこの配合にしたのか
  • なぜこのデザインを選んだのか
  • どこが難しかったのか

など審査員は必ずプロセスを聞きます。
また、「焼き加減は足りなかったけど、スパイスの配合が絶妙だね」など
良かったところも伝えられ、結果が悪くても理由と挑戦があれば、尊重されます

だから「失敗=恥」ではなく、
「失敗=経験と知識」になり、反省を翌日以降の課題にすぐに活かす参加者も複数います。

編集が「対立」を煽らない

多くのサバイバル番組では、嫉妬や悪口、裏切りといったリアルな感情がドラマとして強調されますが、この番組では、そういったシーンはほとんど映されません。
代わりに、

  • 家族の話
  • 子どもの頃の思い出
  • なぜお菓子作りを始めたのか

など、視聴者は「誰が脱落するか」よりも、
「この人がこの番組に来た理由」や「ベイキングにかける思い・背景」を知ることになり、
回が進めば進むほど参加者たちにより感情移入していきます。

「勝っても人生は続く」ことを知っている番組

制作会社やChannel 4の公式コメントでも、この番組は

「温かさ」「ユーモア」「人をつなぐ番組」

であることが強調されています。

ベイクオフの賞金は高額ではありません。優勝しても料理人やパティシエとしての成功が約束されているわけではなく、話題や名声も、すぐに消えるかもしれません。

だからこそ番組全体が、人生を賭けさせない
「この番組のために仕事を辞めてきました」といった参加者はいません。

勝っても、負けても、

・明日には仕事があり
・家族が待っていて
・日常に戻っていく

この前提があるから、
競争が「生き残るため」ではなく、「経験するためのもの」になっています。

おわりに

16シーズン&15年もの間番組が続いていることからも
「ブリティッシュ ベイクオフ」は「成功している番組」だと分かります。

しかし、実際に観て感じるのは、
大きな成功や名誉を誇示しない姿勢そのものがこの番組の成功の理由だということでした。
「誰が一番うまく焼けるか」を競う番組ではなく、
「人はどんなふうに、誰かのために何かを作るのか」を温かく見せ続ける番組です。

競争に疲れた現代の視聴者にとって、安心して見られる数少ないリアリティ番組です!

「ブリティッシュ ベイクオフ」は現在、日本国内の動画配信サービスではHuluのみ12シーズンまで配信されています。Amazon プライムU-NEXTはシーズン9まで配信中です!

日本版の「ベイクオフ・ジャパン」もAmazonプライムでシーズン2まで配信されています!
審査員は「トシ ヨロイヅカ」オーナーシェフの鎧塚俊彦さんと「メゾン・ランドゥメンヌ」代表の石川芳美さん。
番組を見ていると自分もお菓子作りがしたくなってきます。

シーズン12のセミファイナリスト、ユルゲンさんのレシピ本が本当に美味しそう・・!

【参考記事】
Where are the Great British Bake Off winners now?
・The Great British Baking Show applications are open: Here’s how to apply for the next season

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