【SHOGUN-将軍-】登場人物のモデル・時代背景・１〜３話あらすじ＆感想

時代背景と登場人物のモデル

＜時代背景＞
この物語の舞台は太閤亡き後の1600年ごろの日本。
SHOGUNでは歴史上の人物をモデルにしたオリジナルキャラクターたちが、物語を繰り広げます。
この頃、世継ぎである太閤の息子がまだ幼年のため吉井虎長（徳川家康）、石堂和成 （石田三成）、大野晴信（大谷吉継）、木山右近定長（小西行長）、杉山如水（前田利家）らが五大老として政を司っています。
この時代はまだキリスト教は厳格に禁止されておらず、大名などの権力者もキリスト教を信仰している人が多くいました。
「SHOGUN」に出てくる権力者「五大老」のうち２名もキリシタン。

キリスト教の宗派には複数あり、
プロテスタント：イギリス
カトリック：ポルトガルとスペイン
この頃のヨーロッパでは、この２派の対立が激化していました。
当時日本にいた外国人はポルトガル人ばかりだったため、英国人、ジョン・ブラックソーン（のちの安針）がポルトガルを友好国とする日本の政治にも影響を与えるというストーリーになっています。

＜モデルとなった歴史上の人物＞
・吉井虎永→徳川家康：関東の領主であり、五大老の1人。
・ジョン・ブラックソーン/按針→ウィリアム・アダムス/三浦按針
・戸田鞠子→細川ガラシャ：戸田広勝の妻。キリシタンでポルトガル語を話す。
・樫木藪重 →本多正信：虎長の家臣。
・石堂和成 →石田三成：五大老の１人。大阪城を取り仕切っている。
・杉山如水→前田利家：五大老の１人。最も裕福な家系の子孫。
・大野晴信→大谷吉継：五大老の１人。キリシタン大名。ハンセン病を頭巾で隠している。
・木山右近定長→小西行長：五大老の1人。キリシタンと手を組み献上品を受け取り私腹を肥やしている。
・中村秀俊（太閤）→豊臣秀吉
・中村八重千代→豊臣秀頼：太閤の息子
・落葉の方→淀殿：太閤の側室。八重千代の母。
・戸田広勝/文太郎→細川忠興：虎長の家臣。戸田鞠子の夫
・桐の方→阿茶局：虎長の妻
・マルティン・アルヴィト司祭/パードレ→ジョアン・ロドリゲス：ポルトガル人。カトリック教会司祭。
<引用:wikipedia>

各話あらすじ（１〜３話）

【第1話】按針(Anjin)

商人であるブラックソーンたちの船が日本に漂着する。
漂着したのは吉井虎長の領土。ブラックソーンとその仲間たちは彼の家臣から厳しい問い責めを受けることになる。ブラックソーンは「舵手」という意味を持つ「安針」という名前で呼ばれることになり、大阪にいる虎長の元に送られる。

【第2話】二人の主君に仕えて(Servants of Two Masters)

虎長と安針の初対面。
通詞として同席させたマルティン司祭と安針が敵同士であることを知った虎長は、安針の存在が今の不利な情勢を動かすのに役に立つかもしれないと考える。
その後、安針がこれまでの航路でカトリック教徒を害していたことを聞きつけたキリシタンである五大老２名は、虎長についての評決を取る前に、まず安針の処刑を行うように石堂に要求する。
虎長の目論見通り、安針の存在が五大老との関係に早くも絡まり始める。

【第3話】二人の主君に仕えて(Servants of Two Masters)

屋敷内に安針を狙う刺客が出現し緊張感が走る中、虎長は安針を網代へ逃すために藪重に護衛を任せる。虎長自身も妻の桐の方と途中で入れ替わり、一行に紛れて大阪脱出を図る。
刺客に襲われ予定していた船での出航が困難になったため、虎長はマルティン司祭らが乗る黒船に銀貨１万枚と出航許可、そして江戸での教会建設許可と引き換えに、ポルトガル船の護衛と今後の政治的後ろ盾を得て港を出発する。
さらにもう一つ、マルティン司祭側が出した条件は「安針を大阪へ置いていくこと」
しかし安針は自力で出航し、虎長たちと合流する。
安針は虎長の家臣として旗本に取り立てられ、虎長の隊を整備し、戦い方を教えることになる。

ポルトガル語＝英語？

作中では、登場人物が「ポルトガル語で話す」と言う場面がありますが、実際はずっと英語で話されています。ここも少し混乱しました。
イギリス人であるブラックソーン以外のキャラクターは英語を話さないはずですが、今回の映像化にあたり英語圏の視聴者がメインになることを想定し、「視聴者の見やすさ」を優先して英語に置き換えられて表現されているそうです。

安針以外の登場人物が英語を話しているとき、物語の世界ではポルトガル語を話していることになります。

まとめ

歴史的背景を改めて知ってから観るとますます楽しめます！
4話以降もまた記事を書きますので、ぜひ見ていただけたら嬉しいです。
SHOGUNはディズニープラスで独占配信中です◎