感受性が強く、物事に深く共鳴しやすい人々のことを「HSP」と言いますが、日々の生活の中で、ちょっとしたことで心が疲れてしまったり、感情が揺れ動いてしまったりすることがありますよね。そんな繊細なHSPの人にとって、癒しの時間はとても大切です。
今回は、HSPである私が実際に見て苦手な暴力的なシーンや、あまりにも胸が痛くなるようなシーンがなく、かつストーリーも楽しめて心がほっこりと温まった映画を5本ご紹介します。
ぜひ、ゆっくりと映画を楽しんでくださいね。
マイ・インターン
【癒しポイント】
仕事にもプライベートにも前向きな姿勢とそれを取り巻く温かい人間関係
【あらすじ】
大手ファッションECサイトのCEO・ジュールズ(アン・ハサウェイ)の会社で
シニアインターンとして、働くことになった70歳のベン(ロバート・デ・ニーロ)。
最初はジェネレーションギャップにベン本人も周りも戸惑っていたが、優しく頼り甲斐のあるベンの人柄からすぐに皆から頼られる存在に。
仕事に家庭に全力投球するジュールズと、そんな彼女を支えるベンの間に次第に絆が芽生え、心温まる交流が展開されていく。
【制作年】
2015年
【感想】
ジュールズがCEOとして仕事に全力で挑む姿は、仕事への活力ももらえます。そして何よりアン・ハサウェイが美しいのでそれだけで見る価値アリです笑
HSPでも胸が痛くならない程度の、ハラハラ・ドタバタシーンもあり、どんどん物語が展開されるのであっという間に見終わった感覚でした。
仕事や人間関係に疲れたとき、ベンの穏やかな優しさに見てるこちらまで癒される、大好きな作品です。
【鑑賞後の清々しさ】
★★★★★星5つ!
グリーンブック
【癒しポイント】
人種差別という重たいテーマを扱いながらも心温まるストーリー
【あらすじ】
黒人ピアニスト、ドクター・シャーリー(マハーシャラ・アリ)はコンサートツアーの運転手としてイタリア系のトニー・リップ(ヴィゴ・モーテンセン)を雇う。ツアーの行き先は人種差別が色濃く残る1960年代のアメリカ南部。最初は衝突してばかりの2人だったが、ドクターのステージ上での輝きと、ステージを降りた後の彼を取り巻く差別的な扱いを目の当たりにしたトニーは徐々に旅の中でドクターとの関係を深めていく。
【制作年】
2018年
【感想】
人種差別という重たいテーマを取り扱っていながら、心が抉られるような描写というよりは「考えさせられる」シーンが多いです。一方、コメディシーンも多くあり、トニーが車の窓から投げ捨てたチキンの骨を拾いに行かせられるところは思わず笑ってしまいました笑
全く異なる背景を持つ2人が、旅を通じてお互いを知り、深い絆を築いていく様子に心が温まります。
【鑑賞後の清々しさ】
★★★★★星5つ!
最強の2人
【癒しポイント】
垣根を超えた友情
【あらすじ】
パラグライダーの事故で首から下が麻痺状態になってしまい、住み込みでの介護を必要とする大富豪のフィリップ。彼を支える介護者として働くことになったのは介護の経験も資格もなく前科持ちの黒人青年ドリス。正反対の2人は、一緒に時間を過ごすうちに心を通じ合わせていく。
【制作年】
2011年
【感想】
2人の関係性は一つ前に紹介した「グリーンブック」と少し似ていますが、こちらの作品では最初は正直ドリスがとっても苦手でした。
乱暴だし、モラルに欠けているし怖い…!こんな人を家に住ませて、ましてや介護なんて大丈夫なのか?どうしてこの人を採用したんだろう?とモヤモヤしながら観ていたのですが、次第にその理由が明かされていきます。
後半の1時間は、前半とは一転して、思わずワクワクしてしまう展開の連続でした。ドリスがだんだんとフィリップの影響を受けて教養を身につけたり、おせっかいな行動をするようになったりと変わっていくところも好きです!
【鑑賞後の清々しさ】
★★★★星4つ!
ソウルフル・ワールド
【癒しポイント】人生の美しさと意味
【あらすじ】
主人公のジョーは、長年の夢だったジャズのステージでの演奏が決まり、浮かれて歩いていたところマンホールに落下してしまう。
目を覚ますとそこは「次はどんな自分・人生にするか」を決めるソウルの世界。
そこでジョーは、「どうしても生まれ変わりたくない」と逃げ回っている魂、「22」と出逢う。
どうしても現世に戻って夢を叶えたいジョーと、どうしても生まれ変わりたくない22はお互いに協力することになるが、その冒険の中で、2人が見つけた「きらめき」とは・・?
【制作年】
2020年
【感想】
ピクサー映画ということでDisney+でなんとなく見始めた映画でしたが、とんでもなく感動してしまいました。
「生まれてきた理由とは?」「生きる意味とは?」そんな漠然とした問いとともに、一瞬一瞬を大切に生きたいと思えるような、「人生の美しさ」を思い出させてくれる映画でした。
鑑賞後の清々しさ:★★★★★星5つ!
プーと大人になった僕
【癒しポイント】大人になると忘れがちな大切なものを思い出させてくれる優しい懐かしさ
【あらすじ】
少年の頃は100エーカーの森でプーさんとその仲間たちと穏やかで楽しい時間を過ごしていたクリストファー・ロビン。やがて大人になり、大都市ロンドンで仕事に追われながら過ごす彼は少年時代のクリストファー・ロビンとは別人のようになっていた。数十年ぶりに、かつての親友プーと再会を果たした彼は、プーとの旅の中で本来の自分を取り戻していく。
【制作年】
2018年
【感想】
みんな大好き、ディズニーの「くまのプーさん」を基にした実写映画。
「プーさんが実写!?」と想像がつかなかったのですが、とっても自然でした。途中森の中でプーさんがクリストファー・ロビンに冷たくされて落ち込むシーンはめちゃくちゃ胸が痛くなりました。。それ以外は基本的にはほっこりしているので安心してください◎
忙しい現代人にこそ見てほしい、大人になると忘れがちな大切なものを思い出させてくれる、心温まる作品です。
【鑑賞後の清々しさ】
★★★★星4つ!

気になる作品はありましたか?
余暇はぜひ、1人の時間を作って映画に没頭して日頃の疲れを癒してくださいね!