堺雅人さん主演、福澤克雄監督という最強タッグに加え、壮大な海外ロケ、重厚なストーリー、そして張り巡らされた伏線の数々が話題となった「VIVANT」、2026年に続編の放送が予定されており話題が再燃しています!
本記事では、「VIVANT」のストーリー構造・伏線・テーマ・ラストの解釈という観点から考察していきます。
※以下、ネタバレを含みます。
「VIVANT」とは?タイトルに込められた意味
「VIVANT(ヴィヴァン)」=「別班」
作中では、日本語の「別班(BEPPAN)」がモンゴル語で発音すると「ヴィヴァン」に聞こえる、
ということで「VIVANT」=「別班(公に広報されていない自衛隊の影の諜報部隊)」として解釈されていました。
しかし、本当に作中の「VIVANT」は「別班」という意味だけなのでしょうか?
各視点からタイトルの意味を考察していきます。
フランス語で「VIVANT」=「生きている」
作中でも乃木や薫が触れていましたが、「VIVANT」はフランス語で「生きている」「生き生きとした」「活気のある」「賑やかな」という意味を持ちます。(語源は「vivre(生きる)」)
乃木のスマホの「VIVAN」フォルダの意味とは?
また、1話で乃木がアリのスケジュールを確認しようとする際、乃木のスマホ画面に「VIVAN」というフォルダがありました。
「VIVAN(Tなし)」という言葉について、フランス語や英語で当てはまる単語はなく、
乃木が「別班」の隠語としてあえてTを落とした「VIVAN」を使っているのか、「VIVAN」自体に別の意味があるのかは謎のままです。
もし「VIVAN」自体が別の何らかの組織の名前だった場合、「VIVAN」+「T」はどんな意味になるのかを考えてみます。
①英語・フランス語的に考える「T」の意味
英語では「T」は「過去・完了・到達点」を示すことが多い
<例>
build(建てる)→過去形:built
send(送る)→過去形:sent
フランス語では「T」は「状態・存在」を示す意味合い
<例>
vivant(生きている)
présent(いる、居合わせる)
まとめると、英語・フランス語において
語尾の「T」は完了・過去・状態化・確定(すでにそこに到達した、終わらせる、止める・区切る)という性質を持つ場合が多いと言えます。
これらのことから「VIVAN+T」=何らかの出来事や組織(VIVAN)に終止符を打つ(T)
という意味合いにも見えます。
②「テント」のT
Tが「テント」を意味するならば、
「VIVAN」という何らかの組織+「T(テント)」が共通の何かの目的を持っている
とも推測できます。
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薫は何者?
主人公・乃木憂助と深く関わる存在である柚木薫。
彼女については放送当初から「怪しい」という声が多く、

薫も別班、またはテントの一員なのでは?
という説が視聴者の間で根強く囁かれています。
確かに薫は、
- 極限状態でも冷静
- 判断が早く、行動力がある
- 乃木の異変に気づきながらも深入りしない
といった点が目立ちます。
一方で、別班/テントの一員である決定的な証拠は描かれていないのも事実です。
むしろ彼女は「国家でも組織でもなく、“人”を守る側の存在」として描かれている可能性もあります。
薫が別班であるかどうか以上に重要なのは、
彼女が乃木にとって「戦う理由」や「人間性」を取り戻す象徴である点でしょう。



「実は薫が乃木にとって裏切り者だった」という展開ではあまりにも救いがないので、薫が何者であれ乃木への愛は本当だと信じたい…!(願望)
野崎は怪しい?ジャミーンがなつかない理由は?


「無意識のうちに人の善悪を感じ取れる」と言われるジャミーンが、なぜか野崎に心を開かない描写も印象的です。
ジャミーンはテロ活動を行っているベキに対しても、「心根は優しい人」ということを見抜いて笑顔を見せていました。
しかし一見すると正義感が強く、子供にも優しい野崎にジャミーンはなついていません。
理由としては、
・バルカで野崎がジャミーンを置いて行こうとしたことを根に持っている
・野崎のそういう冷酷な一面を直感で感じ取っている
・トラウマと重なる何かを野崎に感じている
・実は野崎は何らかの悪の組織に属している
などが考えられます。
野崎の怪しい/謎が残る点
実際、野崎の言動には謎が多く
第一話で薫に家族のことを聞かれた時も質問に答えず
「お前はどうなんだ?」と聞き返して話を変えています。
また、野崎はバルカで乃木に盗聴器を仕掛け、行動をマークしていた理由について
「日本から来た商社マンがザイールと接触しようとしているという情報が入ったから」
と説明していますが、この説明には矛盾があります。
なぜなら、盗聴器を取り付けた時点で、乃木はまだCIAの友人(サム)に電話しておらず、ザイールの存在すら知らなかった
→つまり、その段階で「ザイールとの接触」を理由に乃木を監視することは不可能です。
さらに、サムがザイールの存在を乃木に伝えた際、乃木はホテルの外で電話をしていたため、盗聴器の仕込まれたカバンを持っていませんでした。そのため、その会話が盗聴されることもなかったはずです。
以上を踏まえると、
「ザイールを追っていたから乃木を尾行していた」という野崎の説明は成立せず、
虚偽である可能性が高い(元々乃木を追っていた可能性が高い)です。
野崎の隠された過去や背景が、シーズン2では明らかになるのではないかと個人的には予想しています。
そうなると、野崎の存在もこのドラマの「正義とは何か」というテーマを象徴する大きな役割を担いそうです。
長野専務の正体は?
長野専務は結局、「太田(ブルーウォーカー)の不倫相手だった」という結論でシーズン1が終わっていますが、おそらくそれ以外の何らかの大きな役割を担っていると考えられます。
考えられる長野専務の正体は
① 公安、もしくは別班の一員
防衛大学校卒業後に自衛隊へ入隊し、早い段階で能力を見抜かれて特殊な訓練を受けていた、という野崎の推測通りの経歴である可能性。
② テントのモニター
新庄と裏で協力関係にあり、周到な準備によって取り調べを乗り切ったという説。
③ 公安以外の別組織の一員で、野崎の「同業者」
取り調べ中に野崎が口にした「同業」という言葉は「公安」を指すのではなく、野崎自身が属している公安とは別の組織を意味しており、その意味での「同業」だった可能性。
などが挙げられます。
長野専務がただの不倫相手ではないと思われる理由
・太田(ブルーウォーカー)に連絡するのに利用しているのがフリーアドレス、メールを送る場所も毎回違うネットカフェだったという徹底した用心ぶりを見ても、ただの不倫とは考えにくい
・黒須が太田に、「長野専務と不倫をしていたのは守ってもらうためか?」と質問した際「最初はそうだったんですけどね・・」と答えた後、言葉を濁している
・長野専務の経歴には防衛大卒業後、一橋大学院に入学するまで空白の2年間があり、怪しいと思った野崎は取調べの際、長野専務に
「我々と同業の方ですよね?」
「防衛大卒業後、自衛隊に入隊。すぐに能力を認められ特殊な訓練を受けていたのではないですか?」
「あなた方も例の組織のことを探っているんじゃありませんか?」
と聞いている
長野専務の空白期間については「薬物の更生施設で治療に専念していた」と説明され、施設に在籍確認も取れていますが、この確認を行った人物が新庄だった場合、信ぴょう性が低いです。
さらに、野崎の言う「同業=公安」なのか、「同業=公安以外の別の組織」なのかも謎が残ります。
ベキ生存説
シーズン1はベキは本当は生きているのでは…!?と思わせるラストでした。
乃木は、テントに潜入した際も、別班の同僚をわざと急所を外して撃ち、命を助けています。
この描写から考えると、乃木がベキ、ピヨ、バトラカの3人を撃った場面でも、同様に致命傷を避けることは可能だったはずです。
・乃木が急所を外してベキ達を撃った
→ ベキたちは実は全員生存している可能性がある。
・遺体の信憑性の問題
→ 作中では「遺体は煤同然で発見された」と説明されており、それが本当にベキ、ピヨ、バトラカ本人の遺体とは断定できない。
・ノコルが「(ベキの)墓はバルカに建たせて欲しいが、かまわないか」と聞くと、乃木は「皇天親無く惟徳を是輔く」「花を手向けるのはまだ先にするよ」と答える。
「皇天親無く〜」は「天は公平で、特定の人をひいきすることはなく、徳行のある者を助けること」と言う意味を持つ。「多くの子ども達を救い続けていたベキの行いは「徳行」であり、助けられて然るべき」とも捉えることができる。
・タイトル演出の変化
→ 通常は冒頭に表示される「VIVANT」というタイトルが、最終回のみラストで表示された。
これは「VIVANT=生きている」という言葉そのものが、ベキの生存を示唆する演出だった可能性
野崎が乃木の経歴に気付けたのはなぜ?
野崎に乃木の正体が露見しそうになった際、乃木は別班の司令官である櫻井に対し、正体がバレないよう対策を講じてほしいと依頼します。櫻井はこれを快諾しつつ、
「しかし、そう簡単には辿りつけないでしょう。あなた(乃木)の素性には」
と意味深な言葉を残しています。
しかしその後、野崎は驚くほどあっさりと乃木の経歴にたどりついています。
・乃木憂助は幼少期にバルカで人身売買されており、強いストレスにより記憶を失っていた。救出され日本に帰ってきた後は京都の児童養護施設で名付けられた「丹後 隼人」という名前を使っていた
・乃木はテレビで見た映像で記憶を断片的に取り戻し、島根の乃木家を訪ねた。DNA鑑定の結果、幼い頃に失踪した乃木憂助と同一人物であることがわかった
・乃木家の家紋がテントのシンボルマークと一致することから、乃木は自分の父親=テントのリーダーであると気づき、追っている



すぐにたどり着けちゃってるし、もはや全部バレてない!?
これは、今明かされている「乃木 憂助」の過去にはさらに裏がある、ということを示す伏線とも読み取れます。
シーズン2のポイント
VIVANTで印象的なのは、「誰が敵で、誰が味方なのか分からない構造」。
視聴者自身が乃木と同じ立場で疑い、迷い、選択を迫られるような作りになっており
単なる「謎解き」や「悪を倒す物語」ではなく、「正義が衝突する物語」がテーマになっています。
2026年放送予定の続編のティザー映像でも「何が正義で何が悪か、永久に答えが出ない世界」という乃木のセリフが入っていることからも、このテーマがさらに深掘りされるシーズン2になると予想されます。
また最新情報が分かり次第、こちらで取り上げます!
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続編が待ち遠しい〜!!











